アサシンクリード(2016)
UBISOFTのビデオゲーム「アサシンクリード」を原案にした映画。私もこのゲームの熱心なファンなので世界観の再現には感心しました。ストーリー自体はオリジナルですが、細かな部分でも原作を意識した作り手の努力を感じます。主人公の人生もゲーム以上に深堀した感じで観る側の納得度も高く、話の根幹は荒唐無稽ですが親子や血の源流に関する表現で何となく納得できるような作り方でした。
映画的な表現の工夫もされていて、パルクールを活かした生身のスタントや、ゲームに出てきた道具と同じ名称で、より映画的にビジュアルを高めた小道具も見どころですね。2017年発表のゲーム「アサシンクリードオリジンズ」に、ソフィアが作った新型アニムスが、ゲームに出てくる研究員レイラのアイデアだったとするメールがあります。同時期に製作したゲームもコラボしてたんですね。
ゲームシリーズはまだ続いているので、この映画もエンディングもスッキリ解決という訳ではなく続編に期待を持たせる終わり方です。次回あるとしたら、ソフィアの復讐劇、、、かな?暴力反対主義だったけど、それも潰えてしまったから。
主演のマイケル・ファスペンダーは製作も兼ねている。DVDの映像特典でも作品への思い入れが自身の口から語られる。マイケル・ファスペンダーといえば「エイリアン」シリーズのデイビット役でや「X-MEN」のマグニートー役で有名。今作ではアニムスというDNAの記憶を辿って先祖の人生にリンクする役を演じる。先祖役の二役。
映画作品のトリビアとしては、カイルの父役のブレンダン・グリーソンの実の息子(ブライアン)が、カイルの少年時代を演じています。主演で製作のマイケル・ファスペンダーは、前作「マクベス」の監督ジャスティン・カーゼルを今回の監督に推薦したそうです。その映画にはマリオン・コティヤールも出演していますね。
制作陣はCGによる合成よりもパルクールにこだわったそうです。マーベル映画への対抗なのでしょうか?それとも製作費の問題かも。私はパルクールが好きなので、観ていてワクワクしたし映画の効果として見ごたえ充分でした。
自分の採点:67.5点 ゲームの再現性は◎だが終わり方が少し消化不良